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2025.05.19
主任ケアマネになるには?必要な条件や流れを徹底解説
主任ケアマネになるには?必要な条件や流れを徹底解説
主任ケアマネとは?
主任ケアマネとは、正式名称を「主任介護支援専門員」と言い、ケアマネジャー(介護支援専門員)の上位資格に位置します。通常のケアマネジャー業務に加えて、複雑なケアプランの作成や、複数の介護サービスを調整する役割を担います。また、他のケアマネジャーの指導や教育、管理業務も行うため、責任感と経験が求められるポジションです。
主任ケアマネになるための条件
主任ケアマネになるためには、以下の条件を満たす必要があります。
1. ケアマネジャーの資格取得
まず、主任ケアマネになるには ケアマネジャー(介護支援専門員) の資格が必須です。
ケアマネジャー資格を取得するには:
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介護福祉士、看護師、社会福祉士などの実務経験が5年以上
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国家試験である「介護支援専門員実務研修受講試験」に合格
この試験は年に1回行われ、合格率は 20〜30% 程度と難易度が高めです。
2. ケアマネジャーとしての実務経験
ケアマネジャーとして 5年間以上 の実務経験が必要です。
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訪問介護事業所
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特別養護老人ホーム
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デイサービス
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地域包括支援センター
上記のような施設でケアマネ業務を5年以上続けることが求められます。この期間中に、利用者のケアプラン作成やモニタリング、アセスメントを行うスキルが鍛えられます。
3. 主任介護支援専門員研修の受講
5年間の実務経験を積んだ後、各都道府県が実施する 主任介護支援専門員研修 を受講する必要があります。
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講義や実習を含む 6日間の研修
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高齢者支援や地域連携の知識、法令順守について学ぶ
この研修では、通常のケアプラン作成だけでなく、 多職種連携の調整 や 他のケアマネジャーへの指導 も学びます。受講後に修了証を受け取り、主任ケアマネとして登録されます。
主任ケアマネの役割
主任ケアマネは、通常のケアマネジャー業務に加えて以下のような役割を担います。
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複雑なケアプランの作成
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要介護度が高く、医療的ケアが必要な方のプランを担当。
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多職種連携のコーディネート
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医師、看護師、リハビリスタッフなどとの連携を強化。
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ケアマネジャーの指導・育成
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若手ケアマネへの教育や、業務のアドバイスを行う。
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地域包括支援センターでのリーダー役
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地域の介護サービスの向上や、住民への相談対応も担う。
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管理業務のサポート
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計画の進行管理や事務処理も行うため、業務幅が広い。
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主任ケアマネの給与について
主任ケアマネになると、通常のケアマネジャーよりも給料がアップします。
| 職種 | 月給の目安 | 年収の目安 |
|---|---|---|
| ケアマネジャー | 25万〜30万円 | 350万〜450万円 |
| 主任ケアマネ | 30万〜40万円 | 450万〜550万円 |
役職手当や資格手当がプラスされるため、年収で100万円ほど差が出ることもあります。
主任ケアマネを目指すメリット
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キャリアの安定
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管理職へのステップアップや、地域包括支援センターでのリーダー職も視野に入ります。
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社会的信用の向上
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ケアマネジャーのリーダー的立場として、地域でも信頼される存在になります。
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スキルアップ
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他職種との連携や教育管理を経験することで、さらに知識とスキルが磨かれます。
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転職市場での評価
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主任ケアマネ資格を持っていると、転職市場でも高く評価され、条件の良い職場を探しやすくなります。
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主任ケアマネへの挑戦方法
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実務経験を積む
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まずはケアマネジャーとして経験を積みましょう。地域包括支援センターや訪問介護事業所での経験が評価されやすいです。
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研修への申し込み
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5年間の実務後、各自治体の実施する研修へ申し込んでください。定員が限られているため、早めの手続きが必要です。
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上位資格への挑戦も視野に
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主任ケアマネの次には「認定介護支援専門員(認定ケアマネ)」への道もあります。これにより、さらに高い管理職への道が開けます。
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まとめ
主任ケアマネは、介護現場のリーダーとして非常に重要な役割を果たします。経験と知識が求められる職種ですが、その分社会的な信頼も厚く、収入面でも魅力的です。
ケアマネジャーとして経験を積んでいる方で、さらにキャリアアップを目指したい方は、ぜひ主任ケアマネへの挑戦を検討してみてください。
いかがでしたか?
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