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2025.05.18
作業療法士(OT)の年収とは?|最新の給与相場と年収アップのポイント
作業療法士(OT)の年収とは?|最新の給与相場と年収アップのポイント
作業療法士(OT)の役割と需要
作業療法士(Occupational Therapist、以下OT)は、身体や精神に障害を持つ方に対して、日常生活を自立して営めるようにサポートする専門職です。病院、クリニック、リハビリテーション施設、訪問看護、福祉施設など、幅広い現場で活躍しています。高齢化社会が進む日本において、OTの需要は年々増加しています。
作業療法士(OT)の平均年収はどれくらい?
厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」によると、OTの平均年収は約400万~500万円です。新卒や経験年数が浅い場合は300万円台からスタートしますが、経験を積むことで年収は徐々に増えていきます。
| 経験年数 | 平均年収 |
|---|---|
| 1~3年 | 300万~350万円 |
| 4~6年 | 350万~400万円 |
| 7~10年 | 400万~500万円 |
| 10年以上 | 500万~600万円 |
特に経験10年以上になると、管理職やリーダー的ポジションに就くことが多く、年収も高くなります。また、訪問リハビリや自費リハビリなど、特定の領域に進出することでさらに収入アップが期待できます。
勤務先別の年収比較
作業療法士の年収は、勤務する施設の種類や地域によって異なります。
| 勤務先 | 平均年収 |
|---|---|
| 病院(総合・大学) | 400万~500万円 |
| クリニック | 350万~450万円 |
| 訪問リハビリ | 450万~550万円 |
| 老人保健施設 | 350万~450万円 |
| デイサービス | 300万~400万円 |
特に訪問リハビリでは一件ごとの単価が高く、業務量によっては年収600万円以上も狙えます。一方で、デイサービスは業務負担が軽い代わりに、年収も控えめな傾向があります。
年収アップのポイント
1. 資格取得を目指す
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認定作業療法士
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専門作業療法士
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福祉住環境コーディネーター
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介護支援専門員(ケアマネジャー)
これらの資格を取得することで、専門性が高まり昇給のチャンスが広がります。
2. 訪問リハビリへの転職
訪問リハビリでは、患者一人あたりの対応で報酬が計算されるため、働いた分だけ収入が増える仕組みです。
3. 自費リハビリへの挑戦
自費リハビリは保険適用外であるため、収入設定が自由になります。特にリハビリ特化型施設やスポーツ分野では高額な料金設定が可能です。
4. 管理職へのステップアップ
リハビリチームのリーダーや施設の管理職に昇格することで、年収600万円以上も可能です。
年収の高いOTの特徴
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コミュニケーション能力が高い
患者や家族、他職種との連携がスムーズな人は管理職として評価されやすい。 -
専門知識の深さ
最新のリハビリ手法や福祉用具の知識が豊富で、的確なアプローチができる。 -
自費リハビリへの挑戦
保険適用外のリハビリを提供し、自由な価格設定で高収入を得ている。 -
訪問リハビリでの経験
地域に根付いたケアを提供することで、信頼と収入の両方を獲得している。
地域別の年収差
地域によっても年収には差があります。例えば、都市部の大手医療機関やリハビリ特化型病院では給与が高い傾向にありますが、地方ではその限りではありません。
| 地域 | 平均年収 |
|---|---|
| 東京 | 450万~550万円 |
| 大阪 | 400万~500万円 |
| 福岡 | 380万~480万円 |
| 北海道 | 350万~450万円 |
訪問リハビリが盛んな地域では、特に収入が高い傾向があります。
キャリアパスと今後の展望
OTとしてのキャリアパスは多岐にわたります。
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訪問看護ステーション:地域密着型のリハビリで高収入を目指せる
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スポーツリハビリ:アスリートのケアを担当し、専門性を高める
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海外進出:海外ではOTの需要が高く、年収も日本の1.5~2倍になることも
特に、近年はリモートリハビリテーションの導入も進んでおり、ICTを活用した新しい働き方も期待されています。
まとめ
作業療法士(OT)の年収は、勤務形態や地域、経験年数によって変わりますが、工夫次第で大幅な収入アップが可能です。訪問リハビリや自費リハビリへのチャレンジ、管理職への昇進などを視野に入れ、自らのキャリアを積極的に広げていきましょう。
また、自己成長のための資格取得や地域選びも重要なポイントです。将来的なキャリアプランを明確にすることで、より高い年収と充実した仕事が手に入るでしょう。
いかがでしたか?
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